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グランド・プリーム 

2013/09/26 21:36/Thu | トランプ | CM(0) | TB(0)
先日、カリエール著「外交談判法」という本を読んでいたら突然トランプの話が出てきたのでご紹介します。

この本は、その名の通り外交の有用性やその技法などが書かれた本ですが、第十五章「君主とその大臣たちにうまく取り入る方法」で以下の記述があります。

 私の知り合いだった著名で有能なある大臣は、こうした心遣いを、どんなことでもなおざりにしなかった。彼はある強国の君主としばしば勝負事をやったが、相手を上機嫌にさせるために、いつもわざと負けてやった。この狙いは必ずあたり、彼がその君主と交渉すべき用務について、彼の言うことに一層よく耳を傾けてくれるようになった。こんな風に勝負事で喫したわずかばかりの損失は、彼が首尾よく相手に気に入られて得た大きな実益とは、比べものにならなかった。
 同じ手が、近頃の教皇の一人がその地位に昇るのに役立ったことがある。彼は、まだ高位の僧侶に過ぎなかった頃、しばしば、時の教皇のある親類の女性とグランド・プリームというトランプの勝負をした。ある日のこと、かなりの金額が賭けられていた。彼は、実は自分が勝っていたのだが、その金を貴婦人にとらせた。自分のうしろに立っていた彼女の執事にさりげなく自分の札を見させてから、札をテーブルの下に捨てたのである。執事はあとで高僧の心遣いを貴婦人に話した。彼女は深く心を動かし、彼女の大きな影響力に物を言わせて、彼を枢機卿にさせようと決心した。そして、この企てに成功した。


グランド・プリームというゲームは聞いたことがなく、ネットで調べてみましたがよくわからず。
草場純さんにお伺いしてみたところ、プリームはプリメロの英語読みだ、との事。
どうもそれっぽい感じがします。
プリメロ(プリミエロ)はポーカーの遠い先祖にあたるゲームだそうです。
記述からもギャンブルゲームであり手札の概念があるゲームだと読み取れます。

プリメロは16世紀前半(1532年)にフランスで書かれた「ガルガンチュア物語」に登場するそうです。
「外交談判法」の上梓がいつだかはわかりませんが、カリエールが1645年生~1717年没なので時間的にも合点がいきます。
グランドプリームはプリメロ(プリミエロ)の亜種と考えるのが自然ではないかと思います。

こんな形でポーカーのご先祖様と遭遇するとは面白いものです。
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